Profile
Yano Yuji/Tenore
矢野 勇志/テノール

大阪市出身。
大阪音楽大学音楽学部声楽学科卒業、同大学音楽専攻科声楽専攻修了。3年間、大阪市の高等学校に常勤講師として勤務した後、イタリア・ミラノへ留学。ミラノをはじめ各地の劇場やホールで研鑽と演奏を重ね、イタリア各地のコンサートにも多数出演した。
第49回なにわ芸術祭新進音楽家競演会声楽の部では満場一致で新人賞(第1位)を受賞し、併せて大阪府知事賞・大阪市長賞・大阪製紙賞を受賞。以降、第44回イタリア声楽コンコルソ入選、第35回アゼリア推薦新人オーディション奨励賞受賞、第38回飯塚新人コンクール入選。
また、イタリア・パヴィアのアルトゥーロ・ペッシーナ声楽コンクールではフィナリスタとして受賞者コンサートに出演。さらに、第1回バーゼル国際声楽コンクールにおいても入選し、Supraleitung Methode賞を受賞した。
オペラでは、2016年イタリア・マルティネッティ劇場《蝶々夫人》ゴロー役でヨーロッパデビューを果たす。その後、《魔笛》タミーノ/モノスタトス、《ドン・ジョヴァンニ》ドン・オッターヴィオ、《コジ・ファン・トゥッテ》フェッランド、《フィガロの結婚》ドン・バジリオ/ドン・クルツィオ、《イドメネオ》タイトルロール、《カプレーティとモンテッキ》テバルド、《椿姫》アルフレード、《ラ・ボエーム》ロドルフォ、《蝶々夫人》ピンカートン/ゴロー、《トスカ》スポレッタ、《外套》恋人、《カルメン》ドン・ホセ/レメンダード、《こうもり》アイゼンシュタイン/アルフレード、《メリー・ウィドウ》カミーユ/サンブリオッシュ、《ナクソス島のアリアドネ》士官、《千姫》本多忠刻など、多くの役を演じている。
2018年には、ひろしまオペラルネッサンス公演《イドメネオ》(タイトルロール)が第16回三菱UFJ信託音楽賞奨励賞を受賞。続く2021年には、アクリエひめじ大ホール柿落とし公演・池辺晋一郎作曲オペラ《千姫》(世界初演・本多忠刻役)も第19回同賞を受賞した。


宗教曲やコンサートソリストとしても幅広く活動しており、ベートーヴェン《第九》《合唱幻想曲》、シューベルト《ト長調ミサ》、プッチーニ《四声のミサ曲》、モーツァルト《レクイエム》《戴冠ミサ》、ヘンデル《メサイア》、ハイドン《四季》などでソリストを務める。
これまでに大阪交響楽団、関西フィルハーモニー管弦楽団、日本センチュリー交響楽団、広島交響楽団、ザ・カレッジ・オペラハウス管弦楽団などと共演している。
2014・2015・2019・2023・2024年には夫婦によるリサイタルを開催し、2025年1月にはソロリサイタルを開催。
また、2017年にはミラノ・スカラ座フィルハーモニー首席フルート奏者ロマーノ・プッチ氏を中心とするアンサンブル・クラシカ・トリオとの大阪公演を企画・共演し、2026年秋に再共演を予定している。
これまでに林誠、堺暁代、上江隼人、Eugenio Fogliatiの各氏に師事。
現在、大阪音楽大学演奏員。岸和田文化事業協会、西宮市音楽協会、堺シティオペラ各会員。
ギャラリー








